よくある質問
- 左上の奥歯が3本なく、インプラントの治療をしたいのですが、「骨が少ないためインプラントは無理だ」と言われました。解決できる方法はありますか?
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サイナスリフト法を行うことで、インプラントの治療が可能です。
骨を造る治療はソケットリフト(少量の骨再生)、サイナスリフト(大きな骨再生)の2つがあります。
通常、上顎の歯を失ってしまうと(抜歯など)、骨が吸収され薄くなり、上顎洞(歯の奥、鼻の左右の空間)とつながってしまう可能性があるため、インプラントができないと診断されることがあります。
しかし骨が減ってしまった上顎に、インプラントを可能にする骨を造ることで治療できるようになります。例え骨が1ミリの薄さでも、サイナスリフト法を行うとインプラントの治療を受けていただくことが可能です。 - 失った歯の本数分、インプラントは入れなければならないのですか?インプラントは何本入れればいいですか?
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失った歯の1本に対して必ずしも1本のインプラントを入れる必要はありません。
総入れ歯をされている方がインプラント治療を受ける場合、最小4本のインプラントで歯を支える「オールオン4:All on 4」という治療があります。 - 骨が薄くてインプラントができないと言われました。骨が少なくてもインプラントを治療する方法があると聞いたのですが…
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当院では骨が少なくてインプラントができないと他院で言われた方でも、治療にできる技術があります。 歯を失ってから時間が経ち、あごの骨が無くなっているケースでは、骨を造成したあと、確実にインプラントの治療を受けていただくことができます。 上顎の臼歯部分のインプラントの治療は、ほとんどの場合、サイナスリフト(骨を造成する技術)で骨を作ることが必要です。
- 大掛かりな手術のようなので、痛くないか心配です…
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手術中はしっかりと麻酔をしますので、痛みは感じません。お口の手術は、ほかの体の部分とくらべると手術の範囲が狭く治りやすい部位でもあり、手術をされた患者さまからは、「予想していたよりも楽だった」と言われることがほとんどです。
- インプラントの手術の痛みはどれぐらいですか?
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手術中は、麻酔をしてから行うため、手術中に痛みを感じることはありません。術後の痛みは、痛み止めを1〜2回ほど飲んでいただくぐらいとお考えください。
静脈内鎮静法下の手術に関しては、点滴で直接、痛み止めや腫れ止めを入れるので、痛みや腫れが小さく済みます。当院で手術を受けられた患者さまの90%以上の方は麻酔科医による静脈内鎮静法下で手術を受けておられるので、術後の強い痛みも感じる方は少ないです。 - インプラントの手術はひどく腫れますか?
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通常のインプラントの手術は、ほとんど腫れません。
骨の量が足りず、骨の造成が必要な場合のみ、大きく腫れる可能性があります。ただし当院では、痛み止めや腫れ止めを点滴で直接いれる静脈内鎮静法下での手術を行うことが多いため、腫れも痛みも小さいケースが多いです。 - 入院は必要ですか?
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入院の必要はありません。
インプラントの手術は抜歯と同じ局所麻酔で行うため、手術後少し休憩をとって頂いた後、ご帰宅できます。痛みや手術に不安が強い方は、静脈内鎮静法という麻酔で、うとうと寝ている間に手術を終わらせることもできます。 - インプラントの手術の時間はどれぐらいかかりますか?
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手術の時間は約30分〜120分くらいです。
インプラントを埋入する時間は1本あたり15分ほどです。患者さまのお口の状態のよって手術の時間は変わってきます。 - インプラントの手術後は、仕事できますか?
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通常のインプラント手術の場合は、当日は安静が必要です。翌日からはデスクワークなどならば可能です。造骨した場合は、腫れが伴い、体を動かすと出血や腫れがひどくなることもあるため、注意が必要です。
- 手術のあと、食事はできますか?
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手術後、当日、麻酔がきれ、お口の感覚が戻ってきたらお食事をとっていただけます。熱いものや刺激の強いものは避けてください。
- 高血圧や糖尿病などの持病があってもインプラントの手術を受けることはできますか?
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一般の歯科の治療と同様に、ご自身で数値をコントロールできている場合は問題ありません。
静脈内鎮静法は、大阪歯科大学の歯科麻酔科医が手術のはじめから終わりまで付き添い、モニターを見ながら、必要であれば、血圧を安定させるお薬を投与します。
糖尿病の患者さまにおいては、感染症に気をつけ、点滴と一緒に抗生物質のお薬を投与します。点滴で血液に直接入るので、感染予防に大変有効です。
持病をお持ちの患者さまでも、安全に手術を受けていただくことができます。 - 安全に治療を受けたいです。設備は整っていますか?
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手術前にCT撮影やコンピュータガイドシステムにより安全性の高い治療を実現できます。インプラント手術の為に設計されたオペ室、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いての細かく精密な治療、徹底した器具の滅菌システムも完備しております。
- インプラントが骨とくっ付かなかったら(結合しなかったら)?
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インプラントを入れた後、あごの骨とインプラントが結合しないケースは、どんな最良の治療でも、ごく稀にあり得ます(100回に1度程度)。そのような場合は、患者さまにしっかりご説明し、ご了承を得てから結合していないインプラントを取り除きます。そしてお口の衛生を保ち、再度インプラント治療します。
- インプラントのお手入れはたいへんですか?
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歯ぐきの健康を保つことができると、基本的には天然歯と変わりません。
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病にはなります。3ヶ月〜6ヶ月に1度、歯科医院でのクリーニングを受けていただき、患者さまと一緒にインプラントを長持ちさせていきたいと思っています。 - 何回も通院が必要ですか?
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基本的に、検査・術前の説明、1次手術、2次手術、型取り、土台作り、最終補綴(最終的な被せ物)を装着するのに、最低7〜8回の通院が必要です。その他にも噛み合わせのチェックや消毒などに数回、ご来院いただきます。
- オールオン4を希望しています。どれぐらい持ちますか?
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オールオン4の医学文献では、インプラント1年後の残存率は上顎で97.6%、下顎で98.2%、ブリッジとして上下とも100%という結果がでています。
- 歯がまだ数本、残っていますが、オールオン4は可能ですか?
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オールオン4は可能です。通常、歯が残っている方や義歯をいれている方は手術当日までそのまま来ていただき、手術当時に抜歯を行います。同日中にインプラントを埋め込み、その数時間後(症状によっては翌日)に新しい歯(仮歯)を入れます。
- オールオン4の治療をしたいのですが、体力に自信がなく、また年齢も気になります。
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オールオン4は、体力のない方や高齢の方にも適しています。
オールオン4は、顎の骨が残っている場所にインプラントを埋入できるため骨の造成など必要がありません。そのため手術時間を大幅に短縮することができ、体の負担を減らすことができます。但し、あごの骨の状態によってはオールオン4を適用できない場合もあります。ご相談時に説明致します。 - できるだけ痛みを少なく、腫れないように、オールオン4をしてもらうことができますか?
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CT画像を基にコンピュータ上で精密な治療計画を立てて手術を行う方法があります。この方法の場合、型をとる必要がなく、歯肉に3ミリ程度の孔を4つあけ、手術から仮の歯を入れるまで早ければ1時間程度で終わります。
手術後、出血も少なく、腫れにくい、痛みも少ないのが特徴です。 - オールオン4の後、食事で気をつけることはありますか?
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手術のあと、しばらくは、できるだけインプラントに無理がかからないように硬いものをは避けていただきます。(例:フランスパンなど)
- オールオン4の後、歯みがきはどうしたらいいですか?
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オールオン4で歯みがきが必要なのは4本のインプラントだけです。本数的には少なく楽だと言えます。歯ブラシだけでなく、水流タイプの掃除器具を併用すると、スッキリするのでおすすめです。
- インプラントの治療費はどのくらいかかりますか?
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自費(自由診療)であるため、診察を含め健康保険を適用いただけません。
使用するインプラントの本数やその種類、また上に装着する人工の歯(被せ物)の種類や骨の造成を行うかどうかによっても費用は変わってきます。
▶ 費用について - 歯を抜いた後、すぐに歯を入れられる治療法があると聞いたのですが?
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抜歯即時インプラント埋入術という治療方法です。事故で歯根が折れた場合や深いむし歯で歯を抜かなければならない場合など、抜歯と同時にあごの骨が十分にありインプラントが固定できる時に、選択される治療法です。その日のうちに仮の歯を装着致します。特に前歯など1日でも歯がないと困る部分に対して行われる治療です。
▶ 「その日に噛める」インプラント - インプラントの治療が終わるまでどれぐらいの日数がかかりますか?
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3ヶ月から6ヶ月程度かかります(最終の歯が入るまで)。
十分にあごの骨がある方は、手術のあと、約3ヶ月で、最終の歯が入り治療が終了します。骨が少なく骨を再生させる必要がある場合は骨造成を行った量で治療の期間が変わってきます。あごの骨や歯の状態に左右されるため、歯科医師と相談させることが大切です。 - どのくらいで噛めるようになりますか?
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手術当日から数ヶ月、かかります。
骨が十分にある場合は手術当日からお食事していただける場合もあります。
骨造成をした場合は、骨が柔らかい為、インプラントとあごの骨がしっかりと一体化してから、インプラントで噛んでいただけるようになります。いずれも、あごの骨と歯の状態によりますので、歯科医師とよく相談してください。 - 金属アレルギーがある場合はだいじょうぶでしょうか?
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インプラントに使用される材料はチタンです。
チタンは非常に生体親和性が高いため、金属アレルギーの心配はありません。 - インプラントはどれくらいもちますか?その寿命は
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インプラントの平均寿命は約10年ほどです。
インプラントの治療を受けた90%の人が10年から15年間使い続けているというデータがでています。
インプラントを長期的に健康な状態を保つためには歯磨きなど日頃のお手入れが重要です。アルプス歯科ではインプラント・天然歯を含め充実した予防・メンテナンスプログラムがありますのでご安心ください。参照:歯科インプラント治療の問題点と課題等 作業班(平成26年3月31日)
厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のためQ&A - インプラントは歯周病でも治療できますか?
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歯周病の方でもインプラントの治療は可能ですが、治療を受けていただく前に歯周病の治療が必要です。インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病になる可能性はあります(インプラント周囲炎)。
インプラントを埋入した後は定期的に検査・クリーニングと歯周病の管理が重要です。 - インプラントとは、以前の自分の歯と同じように違和感なく噛むことができますか?
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治療が終了された方によると、インプラントを使い始めて1週間は、それまでのご自身の歯と比べると固いように感じるが、遅くとも1ヶ月以内に、インプラントと自分の歯かを意識しなくなる言われています。
- インプラントの歯は自然の歯と見た目は変わりませんか?
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歯科医師の技術や使用する材料によって見た目は異なってきます。当院ではインプラントの見た目は、ご自分の歯とほとんど変わりなく、違和感なく仕上げます。
- インプラントの治療に年齢制限はありますか?
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80代の患者さまが多くおられます。原則として年齢の上限はありません。
- インプラントのデメリットは、何ですか?
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インプラントをあごの骨に埋め込むための手術が必要です。またインプラントが骨に固定されるのに時間がかかるため治療の期間がかかることや、保険治療の入れ歯やブリッジと比較すると費用がかかることが挙げられます。
- インプラントしていても、MRIやCTの検査を受けることはできますか?
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歯科のインプラント治療を行っても、MRI検査やCT検査は可能です。
MRI検査は、磁力を用いた検査です。歯のインプラントはチタンでできており、磁力を持たない金属であるため、問題なく受けていただけます。
ただし、インプラントに磁石をつけて入れ歯を固定する治療を行う場合は、磁石がMRIで反応するために、MRI検査の前に磁石を外す必要があります。
CT検査はX線を用いた検査であり、インプラントをしていても問題なく受けることができますが、インプラントはX線を通さないので、画像に影が映り込むことがあります。 - 「手術のあと、顎に麻痺が出た」という記事を読み、不安なりました
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手術を行ううえで大きなリスクは、神経・血管や骨を傷つけてしまうことです。このようなリスクを回避するためには、事前の徹底した診査と診断がが必要です。CTを使い、立体的な画像であごの骨の形状、神経・血管の位置を確認、把握し、診断することで「人為的なミス」を避けることができます。 人が行うため100%はありませんが、当院では7000歯以上の症例では一度もおきていません。
▶ 「インプラントのリスク」